英語の授業
自己紹介と挨拶まではよかったのに

中学に入った私に待っていたのは、本格的な英語の授業。

ローマ字とは違い、文法から入る英語は、私にとってはドキドキものでした。
授業初日、先生が見よう見まねで、皆に自己紹介をするように言いました。
「I am pen」
「My 名前 わぁ けんじぃ」
教室中、大笑いです。

小学校の時の英会話で、さすがに自己紹介と挨拶だけには慣れていた私は、基本的な名前と年齢、趣味や好きなもの位はスラスラと言うことが出来ました。

その自己紹介を聞いたクラスの友達は、その授業の後話しかけてきて、私が外国から来た人だと思った、と過剰に褒めてくれました。

最初うちの授業はとてもシンプルで、何となく聞いたことのあるような文章でした。
やはり、1年でも習っていた甲斐があったのかな?とうぬぼれつつありましたが、1学期が終わるまでもなく、文法が難しくなり、英語が私の苦手な科目のひとつに加わってしまったのは言うまでもありません。

私を褒めてくれた友人も、その後の私の成績を見て、呆れ果てていました。
「ものすごくかっこいい子と友達になれたと思っていた(笑)」と・・・
でも、私にとって、その自己紹介がきっかけで友達と仲良くなれたので、今でも小学校での英会話教室には感謝しています。